オールアバウトの記事に、「
えっ、もうすぐ残業手当がつかなくなる!」という記事を見つけました。
よくよく読んでみると、早ければ
2008年にも”
年収400万以上(最新の情報では1000万円以上との声も)のサラリーマン1000万人超が残業代約114万円を失う可能性がある”ということらしく、その法律として施行されようとしている制度の事を「
ホワイトカラーエグゼンプション」と呼ぶらしい。
またまた
日本には失望させられましたよ。
以下、
ウィキペディアからの引用。
ホワイトカラーエグゼンプションとは、いわゆるホワイトカラー労働者に対する労働時間規制を適用免除(exempt)すること。現行の裁量労働制をホワイトカラー全般に適用するものと評価する者がいる。
2005年6月に日本経団連が提言を行い、2006年6月に厚生労働省(労働政策審議会労働条件分科会)が素案を示した。同省は2007年の通常国会に関連法案を提出する意向であり、早ければ2008年度にも法律として施行される可能性がある。
ここに提示されているホワイトカラー労働者には
専門職・
技術職・
管理職・
事務職などが含まれるらしく、提言した
日本経済連によれば”
これらホワイトカラー労働者の労働は、その働き方に裁量性が高く、労働時間の長さと成果が必ずしも比例しない部分があるので、労働時間で賃金を払うのではなく、成果に対して賃金を払うしくみが必要”というのが要旨らしい。
・・・まぁもっともらしい事を言っているようにも聞こえるが、
大体余計なおせっかいである。そんな事は、
各企業が自らの利益追求との兼ね合いの中で考えるべき事(
良品計画の例)であって、
政府が出てきて一斉に施行すべきではない。
そりゃあ、残業代未払い問題などに悩まされたりする事も無くなるし、残業手当をカットできたりと企業側にはメリットがいっぱいだろうケドさ!
そもそもホワイトカラーってどこまでが入るの?
総務などの成果の見えにくい事務員の成果って、どうやって決めるの?
こんな制度を施行したが最後。残業分の給料減、そしてそれに伴うモチベーション低下、更には過労死の温床になるニオイがぷんぷんしますが・・・どう思います??(このことについては
ウィキペディア中の記述が参考になります)
これは私の会社の場合ですが
(ちなみに、私の会社は一部上場企業で福利厚生も割としっかりおり、世界的な知名度もある企業です)、うちの管理職(特に課長)の業務は凄まじく、
月一日の休みも微妙で、
平日は23時以降に帰宅。しかし、
残業が付かない為に給料は主任時代よりも安いという有様です。
妻からは浮気を疑われ、その疑いが晴れた後も今度は過労死をするのではないかと、奥様はもしもの時の為に
毎日の課長の帰宅時間をメモしているそうです。
こんな事が今度は一般社員にまで起こるとしたら・・・
もうやってられません。
ますます日本が働きにくく、成功しにくい国になっていく気がします。
PS.
ネットでは多くのブログでホワイトカラーエグゼンプションについて語られています。その中で興味深い記事をいくつか紹介いたします。
・
ゆうきさんのブログより、
「
人口減・財政破綻を加速させるホワイトカラー・エグゼンプション」
・
GAKUさんのブログより、
「
ホワイトカラー・エグゼンプション」
(GAKUさんのブログでは11月26日にもホワイトカラーエグゼンプションについて興味深い最新記事がアップされています!)
・
株式投資・
FXで目指せ資産1億円のお金持ち自由人!
『
お金持ち自由人への道!』へ!
・
クレジットカード一覧から、クレジットカードの基礎までを公開!
『
0からのクレジットカードマスターへの道!』へ!
・日本株そして・・・FXにインド株!?
株日記『
トレーダーズ・ラボ』へ!
・素敵な本たちとの奇跡の出逢い。
書評『
奇跡の本棚』へ!