最近、「
教室の悪魔」という学校のいじめ問題に関する書籍を読みました。非常に深く掘り下げてあり、真に迫る内容であると感じ、一人でも多くの方に目にしていただきたいと思ったのでここに紹介いたします。
最近の学校内いじめの陰湿さ、そしてその残酷さ、解決の難しさなどがとてもよくわかります。その内容の素晴らしさは、アマゾンのレビューでのコメントを読んでいただいても感じていただけるのではないかと思います。
我が子に"頑張れ"というだけでは何の解決にもならないという事。むしろそれが子供を追い詰めてしまうという事。
いじめが"いじめられっ子 対 クラス全員"であるという事。
いじめの被害者、加害者の両者がそれを隠そうという"奇妙"。その理由が非常によくわかる。
この本は
一人でも多くの大人に読んでもらいたい。子育てに対して一考を与える良書であると思います。1000円以下と安価であり、読むことに心は痛めるものの、決して難読の書ではありません。
対価以上に学ぶことの多い本だと思います。
私は現在子供はおろか独身で結婚の予定もありませんが、子供には学力以外の可能性もあるということを教えてあげたい。
知識は道具であり、知恵はその扱い方。そして、それらは自らを生きるための手段でしかなく、それらが生きる目的では必ずしも無いということを教えたい。
必要なのは状況判断能力と問題解決能力。強者が常に生き残るのではない。氷河期に生き残ったのは、栄華を極めた恐竜ではなく、環境に適応した生物であったという事。但し、適応し柔軟になるとは言え、動物から植物になる(くらい何でもあり)ということではない。生き残るためには何をしてもいいというわけではないということを伝えたい。
私自身まだまだ勉強、修行中で子供じみた見解かもしれませんが、今の私はそのように思うのです。